CDと音楽の販売方法の話

最近、僕はCDをよく購入する。
昔から、CDや本をブックオフやGEOとかでよく買ってきた。
あとは、TSUTAYAやジャニスといったレンタル屋でもしこたま借りてきてパソコンに入れたり、といった僕の世代では当たり前の財政力のない若者としての音楽との関わり方をしてきた。

中古より新品を買ってほしいというレコード会社の思惑がある。
一方で、AKBなどに代表する、付加価値のおまけや消耗品としてCDを生産・出荷する大手会社が現在の音楽市場に幅をきかせていることで、音楽市場の中でもその理念や手法が分かれている。

Continue Reading

音楽業界「使われる側」メソッド

「人に使われる人間から、人を使う人間になりなさい」
昔、仕事の上司からこんなふうに言われた。

会社なら使う人間は「社長」で使われるのは「社員」になる。
社長は「利益を生み出す方法」を構築するのが仕事で、社員は与えられた任務をミスなく行うのが仕事になる。

社長は、会社の業績に従って報酬が変動するが、社員は報酬が安定している反面、会社の定義した以上の報酬を得ることはできない。
社長は自分で判断して結果を得るのに対し、社員は会社の方針に従わなくてはならない。

音楽で生活をする人は、誰もが「社長」と「社員」の両方の性質を持っている。
「良い音楽を作ろう」と「売れる音楽を作ろう」の考え方は大きく違う。
クライアントがどちらを求めているかが理解できないと、自分の音楽がてんで的外れなものになってしまう可能性も高い。
逆に、人の求めることが理解できれば、音楽業界の競争の中で勝ち抜ける可能性が上がる。

今回は、音楽の仕事における「「使われる側」の取り組み方について。
音楽を仕事にしたい方は是非ご一読ください。

Continue Reading

「音楽を仕事にする」ってどういう事?

「音楽を仕事にする」ってどういう事?

忌野清志郎さんの本で「プロになりたければアルバイトはするな」と書いてあった。
夭折されたフジファブリックの志村雅彦さんの言葉には「結婚をすると音楽家は作品の質が落ちる」という内容の文章があった。
僕がギタリストの頃、「ギターがうまくなりたければ女遊びをしろ」と言われた。

どれも当時の自分にはまったく意味が分からず「そーいうものなのかな」くらいに思っていたのだが、今になってみると自分も同じ事を言ってしまいそうなくらい納得できる節がある。

Continue Reading