「人に使われる人間から、人を使う人間になりなさい」
昔、仕事の上司からこんなふうに言われた。
会社なら使う人間は「社長」で使われるのは「社員」になる。
社長は「利益を生み出す方法」を構築するのが仕事で、社員は与えられた任務をミスなく行うのが仕事になる。
社長は、会社の業績に従って報酬が変動するが、社員は報酬が安定している反面、会社の定義した以上の報酬を得ることはできない。
社長は自分で判断して結果を得るのに対し、社員は会社の方針に従わなくてはならない。
音楽で生活をする人は、誰もが「社長」と「社員」の両方の性質を持っている。
「良い音楽を作ろう」と「売れる音楽を作ろう」の考え方は大きく違う。
クライアントがどちらを求めているかが理解できないと、自分の音楽がてんで的外れなものになってしまう可能性も高い。
逆に、人の求めることが理解できれば、音楽業界の競争の中で勝ち抜ける可能性が上がる。
今回は、音楽の仕事における「「使われる側」の取り組み方について。
音楽を仕事にしたい方は是非ご一読ください。